『木曽街道続膝栗毛三編下巻』(十返舎一九作、文化九[一八一二]年刊)続膝栗毛 3編 木曽街道膝栗毛 下 - 国立国会図書館デジタルコレクション※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 【原文】亭主「合点《がてん》じや/\」 ト、頷《うなづ》き合ふてのひそ/\話。 弥次良、北八ハ、まだ寝入りもやらず、是を聞きて、可笑《おか》しさ堪《こた》へられず、じつと堪《こら》へて居たりしが、次第に夜ハ更《ふ》け行《ゆ》けど、破れ戸の隙間《すきま》漏《も》る風の冷やゝかなるに、寐付かれずして、夜の明けるを待ち兼ねけるが、程無く寺/゛\の鐘の響きも明け方近く、早や表に…