少なくとも生きることがつらいと思うことは減り、死んでしまいたいと思うことは無くなった。「世の中は未完成で、生き方に正解はない。だから私にもできることがあるかもしれない」。なんの根拠もないただの勘違いだ。でもそんな勘違いが、17歳の私を研究者の道へすすませた。(吉藤オリィ『ミライの武器 「夢中になれる」を見つける授業』サンクチュアリ出版、2021) おはようございます。先週の通勤(🚃)のお供は月火水がロボット開発者の吉藤オリィさんで、木金が小説家の平野啓一郎さんの新刊でした。オリィさんは『ミライの武器』、そして平野さんは『本心』です。もしかしたら平野さんはオリィさんが開発した分身ロボット「オリヒ…