未来社が企画編集し、ほるぷ出版から発売された「日本の民話」は、昭和32(1957)年の第一巻「信濃の民話」にその源を求めることができるようだ。 そしてこの流れから、いくつもの民話がとり上げられ、かつて「まんが日本昔ばなし」としてテレビ放送されたそうである。 当方の書棚に鎮座しているのは、確かオークションで「全26巻」と謳われていたもので、日本の地方ごとに、そこに伝わる物語が分類されて各巻に収載されている。 しかしその後、「全38巻」と銘打たれた、同じ二つの出版社の同名の全集のあることを知り、両者の関係がどうなっているのかという疑問が生じたので調べてみたところ、どうやら第一期として26巻が出、す…