9月も何とか6冊読了。今月後半で読んだ本は藤原伊織さんの「テロリストのパラソル」、昨年他界された横浜国立大学名誉教授、宮和昭さんの「鎮守の森」そして森沢明夫さんの「本が紡いだ五つの奇跡」の3冊です。 「テロリストのパラソル」は江戸川乱歩賞を受賞したのみならず直木賞も受賞された作品。今月の前半に読んだ、呉勝弘さんの「おれたちの歌をうたえ」は登場人物が多すぎて、しかも主人公の40年前、小学生時代から延々と話が続くので私には付いていけないミステリー小説だったのですが、こちらの「テロリストのパラソル」はアル中のバーテンダー島村(偽名)を軸にどんどんと物語が進んで行きます。新宿の公園でアル中の島村はウィ…