しかし、他国という鏡に映してこの国の「学校」を振り返ってみれば、そこには特殊で「異様」な面がたくさん含まれています。慣れ切ってあきらめてしまえば、そのツケやしわよせは、これからの新しい世代にいつまでも直接に降りかかり続け、それはひいては社会全体から活力を奪ってゆきます。国全体を覆う巨大なシステムである「学校」を変えることはとても難しいのは事実ですが、だからこそ、当事者である児童生徒や教員、保護者を含め、多くの人たちに、変えるべきことは変えてゆくという決意や行動が必要とされていると思います。(本田由紀『「日本」ってどんな国?』ちくまプリマー新書、2021) こんにちは。土曜日を休日として過ごすこ…