「日本三大オルグ」の組合運営、組織化のノウハウ・心構えが学べる1冊 『小さな労働組合 勝つためのコツ』(鈴木一著/寿郎社) 労働組合のオルグ(オルガナイザー)の仕事は職人芸ともいわれます。突出した個人の才覚と経験・現場のカンなどに依拠したスタイルの労働運動では次世代が育たず、第1世代の高齢化により運動が損なわれてしまいます。 そこで、現在労働運動全体で次世代に技術やノウハウを引き継いでいくための取り組みが様々に行われています。「小さな労働組合勝つためのコツ」は札幌地域労組で実に四半世紀近く書記長を務め現在も同労組副委員長である鈴木一氏による、1冊です。著者は「日本三大オルグ」の1人としても知ら…