奈良時代後期、光明皇太后によって奈良の東大寺正倉院に収められた亡き聖武法皇ゆかりの品々の目録。全部で5種類あるが『国家珍宝帳』がそれなりに有名。 現在も正倉院で保管されているがたまにしか公開されない。
当時はまだ律令制が機能しており天皇御璽は重要なものだったのだが、この書類には紫微中台の人員の署名と共に御璽がポンポン捺印されており、御璽は皇太后の手にあったのではないかとの説がある。