今日は日曜日。観光都市洛陽は大変なにぎわいで、多くの女性が漢服を着て街中を闊歩している。俺は昨晩洛陽の中心地にある中州国際飯店に投宿した。多分1950年代にロシア人技術者を泊めるためか、その後に外貨獲得のために建てられたか、そういう匂いのするホテルである。 1980年に訪中した時には、街灯の少ない街の中にひときわ明るく照明を煌めかせ、多くのタクシーが出入りする外国人用のホテルというのがあった。その特徴はロシア人向けにベッドもバスタブも超巨大。そしてエレベーターホールには鍵を預かる係がいて結構な権力を持っていた。 現在は色々改築されているが、その当時の記憶を思い出させる造りなのだ。 昨日はそこか…