これからのマルクス経済学入門 (筑摩選書 130) 作者:松尾 匡,橋本 貴彦 筑摩書房 Amazon 個人的評価★★★★☆ マルクス経済学の教科書構想の序章を膨らませて一冊の本にしたものらしい。 この本は、マルクス経済学の重要概念ー『階級』とか『疎外』、『唯物史観』とか『労働価値説』ーを根本から見直して、これらの概念における、もはや捨て去るほかない意味付けと、そうではなく、きっちりと引継ぎ、発展させるべき側面とを厳しく吟味し、マルクス経済学がこれから進むべき方向を、私たちなりに示した一冊です。 はじめにP9より引用 第1章 階級と所有 第2章 疎外論と唯物史観 第3章 投下労働価値概念の意義…