柳亭市馬独演会が4月13日に三鷹であり、弟子の真打ち昇進襲名披露公演に立ち会った。 独演会は1席目が『大山詣(まい)り』。中入り後、今年3月に真打ちの四代目・松柳亭鶴枝(しょうりゅうていかくし)(33)の『七段目』に続き、『お化け長屋』を演じた。 後半の幕が上がると高座に座布団が2枚敷かれ、先に座った市馬が落語協会からこの春5人が真打ちに昇進したと話し、「師匠、どうぞ」と舞台袖の松柳亭鶴枝に声をかけた。 市馬師匠から「師匠」と呼ばれた鶴枝は照れくさそうに現れて着座。自己紹介を促されると「新鮮すぎて困惑しています」。 このあと市馬は、15年前に札幌から上京してきた鶴枝が「しゃべらない、笑わない」…