中国武術の源流は長く、歴史は悠久で、哲理が豊富である。本文では、武術における剛と柔、動と静などの相互関係についていくつかの見解を述べる。各位の拳友からのご指摘をお待ちしている。 一、武与術的関係 「武」には威武と用武の意味があり、精神的に全てを圧倒する気概と技撃時の功力及びその応用を指す。「術」には戦術技術の意味があり、技撃時の形勢に応じた対応能力や剛柔、動静、奇正、虚実の応用、時機の把握、各種技撃技術を意味する。 武術の関係は相互に結合し、また相互に区別される、独立かつ依存し、高度に統一された弁証法的な関係である。威武は用武を基礎としており、一定の功力及び応用能力がなければ、精神的に全てを圧…