読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01960 92(左頁) 第五 武備さかんなれば却て其身をほろぼすとかや 藤沢入道が毒 気をのみ込 和田北条がくはくしつけふをかきりの戦ひと 入乱れて ぞ切むすぶ いまだ勝負もけつせぬ内 北条江馬の太郎義時 ひおどしの胴丸に星がぶとをいくびにきなし ゆう/\と立出れば 93 柴すそごの鎧を着し 和田新左衛門の尉常盛 まけじとすゝむ 敵味方 床几にかゝれば床几にかゝり よはみを見せぬ勇将猛将 今 ぞ手づめと軍勢も いきをとぢてぞひかへいる 北条義時詞を やはらげ 和田…