久々に『変化物春遊』からの妖怪だよ! ※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しております。変化物春遊 : 2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション※画像はクリックすると拡大します。 【原文】毎夜、青き火の見へる柳の大木有り。夜に入りて、其の元へ行く者無し。只《ただ》、「化け柳/\」とぞ言ゝける。所の者、「青き火の燃ゆるとも、今宵ハ篠突くごとくの雨故《ゆえ》、その火も無からん」と、只一人で其の火の元へ行き見れバ、何時《いつ》より其の火青みて、もの凄《すご》し。見る内に柳の大木一杯に青く光りけれバ、彼の男、そのまゝ倒れけり。これ、青鷺《あをさぎ》の為《な》す…