あまり時間が無い昨今だが、わずかな暇を見つけては、とりあえず要らないものを捨てている。物を減らさない限りは、掃除も進まないし、インテリアも映えないからだ。 2月に入ってから、受験対策の指導は勿論だが、それと同時に力を入れているのが、僕自身の理念の言語化と、それを反映した校舎の環境作りである。 「START WITH WHY」でも指摘されているが、理念から手段を考えて、その結果の商品という風に段階を踏まねば、有象無象のそれに紛れて、僕の色は完全に消える。 となれば、ハイスタンダードな授業をウリにする大手塾に完敗し、僕の校舎は市場からの撤退を余儀なくされるだろう。その未来を、僕は全力で避けたい。 …