桜木杏、俳句はじめてみました (幻冬舎文庫)作者:堀本 裕樹幻冬舎Amazonここ数年、堀本裕樹の俳句解説や対談本を読んでいる。そんな中、小説があったので、読んでみた。桜木杏という俳句に興味が全くなかった女性が母親に連れられて句会に参加した1年を月ごとにエピソードを記述するという形の小説だ。句会に参加している様々な人が、どのような背景で、どのように言葉を選んでその句を作ったのかが細かく書かれていて、とても面白い。私も毎年「中学校高等学校国語科授業づくり演習」という大学院の授業で1コマだけ担当し、句会を開く。俳句は句会を開くからこそ面白いのだと思っている。作りっぱなし、読みっぱなしではなく、どう…