梁朝偉

「香港映画」と銘打っているけれど、これは台湾映画だ。この映画を観返そうと思ったのは単純で、台湾旅行で九份に行ったから。 この映画の舞台が九份だったことは、長いこと知らなかった。思い当たらなかった理由は簡単で、今私たちが写真で見る「九份」と、この映画に登場する九份が全く違うから。この映画が撮影された当時の九份は金鉱の町で、赤い提灯の連なる観光名所ではなかった。 俯瞰で眺めた時の湾の形と細い坂道の様子でようやく同じ場所だと分かるくらい、イメージが違う。 九份は台北から１時間半くらいの場所にある。封切り当時観た時は首都からものすごく離れた場所なのだろうと思って観ていたから、案外近い場所だったことも驚…

どーも、約1年ぶりです。また間空いちゃいましたね...。あと2か月足らずで2023年終わっちゃいますわね。 ところで皆さま、《無間道4K》ご覧になりましたか？（唐突） もし昨日（2日）or 明日（4日）、恵比寿で開催中の香港映画祭で 《風再起時》をご覧になったor鑑賞予定の方は、特にセットで観なきゃダメですよ！！ 私はそう思います、はい。《無間道4K》まだ観れてないけど...（T＿T） 昨日《風再起時》観ながら、そう思いました。 両作とも、黑社會の人たちがメインで出てくるし、 時間の流れが「今⇒昔その1⇒今⇒昔その２⇒昔その1...」みたいに、 ちょいちょい挿入される感じも似てるし、観終わった…

無名 そろそろ今年の春節映画がネットで見られるようになってきました。この「無名」は王一博が主演の一人と言うことで、本邦でも話題になってました。でも、迷子的にはやっぱりトニー・レオン梁朝偉の映画というのが一番に来て、共演が王一博という感覚です。共演に黄磊、周迅、大鵬と錚々たるメンバーが並んでるのは、さすがと言う感じです。 この映画は日本の真珠湾攻撃から日本の敗戦に至るまでの中国国内での諜報戦を描いています。この当時、中国では南京に汪精衛の政権、重慶に蒋介石の国民政府があり、それと共産党の三つの勢力が対立、日本や諸外国の利害とも絡んで目まぐるしく時代が動いていました。映画では、主に汪精衛政権と日本…

ランキング参加中映画 裏町の聖者、トニーレオン 香港の下町の町医者と、彼を取り巻く様々な人たちのドラマ。原作は史村翔（作）・ながやす巧（画）によるコミック『Ｄｒ.くまひげ』。 この映画では、トニーレオン梁朝偉の良いところが全部出た。もちろんトニーレオンは素晴らしい俳優で、どの映画でも良いところが全部出ているのだが、何度見ても良い。下町の娼婦たちが、この先生のところに通う。他の人に体を触られるの嫌だという。ああ確かにそうだよねと思わせる、知的で優しい雰囲気。 トニーを探しに、香港を訪ねたくなる映画。

「花樣年華」4K版早速見に行ってきましたー！！ 香港では、4月29日から王家衛（ウォン・カーウァイ）監督の「花樣年華In the Mood for Love（邦題：花様年華）」の4Kリバイバル版が上映されています。長いこと映画館に行っていなかった私。今月は結構時間があるので、見たい映画を片っ端から見よう！ということで、先週は5本映画を見てきました。そのうちの一つが「花樣年華」でした。 「花樣年華」あらすじ いざ映画館へ 「花樣年華」見た感想 「花樣年華」あらすじ （皆さんすでにご存じとは思いますが一応…） 劉以鬯（ラウ・イーチョン）の小説「對倒」からインスピレーションを受けた作品。舞台は196…

最近見た映画たち 唐人街探案２・捉妖記２ 今年の春節映画つながりというか、パート２つながりというか・・・どちらもおもしろかったです。 この冬の古装劇はほとんどつまんでみた結果、１～５集くらいお試しに見たドラマがたくさんたまってきてしまってる中、どれだけ長くても２時間前後の映画は見るには時間がかからないけど、さっさとブログアップしないとあっというう間にたまってきてしまうのが困りものです。 とはいえ、この二本はどちらも楽しく見て、最後にちょっと視聴者に課題を投げかけるようなところがありました。 捉妖記２ かわいい胡巴が再登場の上に、あの梁朝偉が喜劇に戻ってきたというのでワクワクして待ってました。 …