岩城宏之の「森のうた」っていう 文庫をいま読んでるんです。 岩城宏之と山本直純という偉大な指揮者の、 青春グラフィティってとこですかね。 天才、山本直純との交流模様が楽しいです。 だけどぼくはちょっとキマジメなのか、 どうしても引っかかるエピソードがあるんです。 東京藝術大学時代の話です。 岩城&山本コンビは指揮をやりたいというので、 学生による学生のためのオーケストラを結成しようとします。 ところが、だれも参加者がいないので、 練習に来た者には1人2杯ずつもりそばを進呈すると ポスターに書いたら、たちまち85人も集まりました。 ふたりのぶんを加えると、174杯のもりそば。 そば屋に注文したら…