クラシック、指揮者、1932年生まれ、東京都出身、東京芸術大学音楽部器楽科中退。打楽器奏者から指揮者に転向した例は、世界的に見ても珍しい。「初演魔」と呼ばれるほど、現代音楽の初演を数多く手掛けるほか、軽妙なエッセイでも知られる。 2006年6月13日、心不全のため73歳で死去(晩年はオーケストラ アンサンブル金沢でベートーベン交響曲を全部振った)。
本日の午前に郵便屋さんが岩波「図書」と「ちくま」を配達してくれました。 当方が定期購読している出版社PR誌で、いつもでありましたら最初に届く 「ちくま」が、おしまいに届く「図書」と同着でありまして、これは「ちくま」に なにかのわけがあったのでしょうか。 本日はバラ祭りの来客がありまして、当方もお相手をつとめることになり です。その前に終わった花や、雨でだめになった花を摘むことにしましたが、 雨の影響で頭を落としているバラの木もありまして、起こすのには濡れない ようにかっぱを着用して作業をしました。 来客の到着を待つ間は、先日からの岩城宏之さんの「九段坂から」を 手にして読んでおりました。なんと…
月が変わりまして本日から7月となりました。 6月にはいつもお菓子の水無月を食するのでありますが、今年は 自宅で作って食べようとなりまして、6月は終わってしまいました。 当地は、いまがバラの盛りなのでありますから、まだ夏は先のことに なります。(ちなみに本日の最高気温は25度でした。) 昨日に新潮社「波」に掲載の文章を話題にいたしましたが、この手の PR誌では、いっとう早くに手元に届く筑摩書房「ちくま」の最新号をいま だに手にできておりません。だいたい毎月25日くらいには届いていたの になです。なにか事情があるのか、どうなのかは、今週中にはわかるで ありましょう。(更新手続きを忘れているわけでは…
九段と記したら、身近なのは段位でしょうか。囲碁、将棋などでは九段と いえば、相当に強い方となります。柔道、剣道では九段というと名誉段位の ようなものでしょうか。 九段の母というのもありますが、こちらは地名にちなんだもので、本日に 話題とする九段は地名のほうになります。 ひと月ほど前に、友人の令夫人が脊柱管狭窄の手術を受けるために 九段の病院に入院したが、その病室からは北の丸公園と武道館が良く 見えると写真を送ってくれました。 その病院は、脊柱管狭窄の手術ではよく知られたところであるというこ とを、その時に知ることにです。 令夫人は無事に手術を終えて、一ヶ月ほどたってリハビリに励み、杖を 使えば…
『ベルリン・コンサートホール・ガイド』Führer durch die Konzertsäle Berlins 第52巻第15号(1972年4月1日-15日)。偶然、ドイツ国立音楽研究所 Staatliches Institut für Musikforschung(SIMPK)*1 のアーカイヴを/ではっけんしました。1920 年創刊のフリーペーパーで、のちに『ベルリン・ブランデンブルク・コンサート・ガイド』Konzertführer Berlin Brandenburg と名を変え印刷版が 2012 年まで発行されていたらしい *2 。 ベルリン・コンサートホール・ガイドベルリン文化情報1…
今日の東京は過ごしやすい気候でした。 午前中に用事があり、車で目的地へ。その車中ではラジオをかけていたのですが、今日のNHKFMは9時から「名演奏ライブラリー N響と名指揮者 岩城宏之」と題した番組を放送していました。 個人的にはヨーロッパのオーケストラで、有名な指揮者の演奏を聴く機会が多くなっていて、自分でもちょっと偏っているかな?とも感じているところでした。(もともとがカラヤン・バーンスタインが好きでクラシックに足を踏み入れましたから仕方ない部分もありますが) 車を運転し出して、ラジオをかけて、耳に飛び込んできたのが黛敏郎作曲の「舞楽」でした。ラジオをかけた時にはもう曲は始まっていたため、…
岩城宏之の「森のうた」っていう 文庫をいま読んでるんです。 と前に書いてましたけど、とっくに読み終えました。 岩城宏之と山本直純という偉大な指揮者たちの、 痛快青春グラフィティ。 とくに山本直純の天才ぶりは驚かされます。 こんなエピソードがありました。 先生はピアノの前に座り、威勢よくいちばん先にのりこんで、 右端のいすに座ったナオズミに声をかけた。 聞き取れないほどの静かな声である。「きみ、いまたたく和音の中の、上から三番目の音の、 五度下の音を声に出してごらん」和音なんていうものではない。 指十本の全部を使った目茶苦茶な不協和音だ。ナオズミは即座に、「アーツ」とダミ声をあげた。聞いているぼ…
岩城宏之の「森のうた」っていう 文庫をいま読んでるんです。 岩城宏之と山本直純という偉大な指揮者の、 青春グラフィティってとこですかね。 天才、山本直純との交流模様が楽しいです。 だけどぼくはちょっとキマジメなのか、 どうしても引っかかるエピソードがあるんです。 東京藝術大学時代の話です。 岩城&山本コンビは指揮をやりたいというので、 学生による学生のためのオーケストラを結成しようとします。 ところが、だれも参加者がいないので、 練習に来た者には1人2杯ずつもりそばを進呈すると ポスターに書いたら、たちまち85人も集まりました。 ふたりのぶんを加えると、174杯のもりそば。 そば屋に注文したら…
岩城宏之さんのエッセー「指揮のおけいこ」に続き、「森のうた」を読んでみた。こちらの本は、時系列的にも出版も「指揮」よりは先。副題に「山本直純との藝大青春記」にあるとおり、東京芸術大学(本では、「藝大」と表記している)に在学している時の話をまとめたものだ。いわば青春時代の馬鹿話で、山本直純さんが実質的な主人公と言えるかもしれない。 森のうた : 山本直純との藝大青春記 (河出文庫) 作者:岩城宏之 河出書房新社 Amazon 岩城さんは子どもの時に木琴を始め、打楽器奏者として東京芸大に入った。「指揮のおけいこ」もそうだったが、いまでは、掲載に配慮が必要な言葉とか、死語が随分と出てくる(「ブス」な…
オーケストラの指揮者の仕事って、わかるようでわからない。とはいえ、なんとなくはわかるような気もする。これまでも指揮者関係の本をいくつか読んできたが、岩城宏之さんは初めてなので手に取った。表紙も可愛らしい。 指揮のおけいこ (河出文庫) 作者:岩城 宏之 河出書房新社 Amazon すでに故人だが、そもそもは「週刊金曜日」に連載されていたらしい。岩城さんが執筆した経緯は分からないが、この雑誌ってこんな柔らかい話を載せるスペースがあったのか(単に柔らかいだけじゃないが)。 そもそも何のために指揮者はいるのか。休暇の取り方。服装。大物指揮者に見せるには(名指揮者とは別とのことだ)など、指揮者がらみの…
東京の図書館から、今回は小金井市立図書館のライブラリである、武満徹の管弦楽作品集を取り上げます。 ほぼ1980年代の作品が並んでおり、武満晩年の充実した作品ばかりです。有名な「鳥は星形の庭に降りる」など、幻想的な作品ぞろい。 収録されている作品は単独で作曲されたものばかりで、映画音楽からとったものはほとんどありません。それだけに管弦楽作品として堂々たるものです。中には協奏的作品もあります。 全体に共通しているのは、不協和音が多用されているわりには、生命力が感じられる作品が多いということです。それを踏まえてなのか、演奏するメルボルン響はその和声を人間の声のように演奏します。 そのメルボルン響を振…