1959年に発売された真空管ステレオ・コンプ/リミッターのFairchild 670。当時としては珍しいM/S処理機能を備えるなど、革新的な機器として知られた。以来、数多くの名盤に使用され、今では伝説的なアウトボードとも言われる。そんな中、TELEFUNKEN ELEKTROAKUSTIKを興し、Ela M 251 Eなどの名マイクを復刻してきたトニー・フィッシュマン氏がFairchild 670を完全復刻したという。本稿では、その製品発表会の模様をお届けしよう。 Photo:Takashi Yashima(except*) Fairchild Recording Equipment - Fa…