東京シティ・フィル創立50周年特別演奏会の第二弾は、2月の第6番に続いてマーラー作曲の交響曲第2番ハ短調「復活」ハ長調である。指揮はもちろんこの作曲家のスペシャリストとして名を馳せる常任指揮者高関健だ。半世紀に及ぶ楽団史のなかで高関を常任指揮者に据えた直近11年程大きな機能的な進歩を遂げた時期はないのではないかと思う。その間にシティ・フィルは東京を代表するオケの一つと言っても良いほどの位置に上り詰めた。今日の演奏はそうしたシティ・フィルだからこその仕上がりだった。心のままに騒ぎ立て一夜の感動を呼ぶマーラーは乱立しているが、これほどピアニッシモに重点を置いて精緻に紡がれたマーラーはこれまであった…