一九四七年東京生まれ。宗教人類学者。 東京大学卒。東京大学大学院人文科学研究科(宗教学専攻)博士課程修了後、シカゴ大学大学院に留学、M・エリアーデらのもとで研究を続ける。 NYのニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチ客員教授、関西大学教授、人間総合科学大学教授などを歴任。 著書に『男が女になる病気』『分裂病者のダンスパーティ』『オデッサの誘惑』『聖地の想像力』『「頭がよい」って何だろう』『性愛奥義』他。
植島啓司『競馬の快楽』を読み終えた。 レーベルは講談社現代新書なので、タイトルにある快楽性を様々な文献から紐解いたり研究、探求の精選が展開されていく書籍なのかな、と思って読み始めると、良い意味で肩透かしを食ったというか、著者が心血注いだ競馬、賭け事についてのエッセイが、種々の文献、同じ時を過ごした人たちとの経験をまぶせながら綴られている書籍だった。 なので、ここから知識を得たり参照したりというよりは、 著者の賭け事の語り口に乗れればパラダイス、そうでなければ野放図に手が広がっていく(競馬、ブラックジャック、闘鶏…)様に呆ける感は出るだろう、で、パラダイスなのでした。 読んでいる感じは山本一生『…
仕事以外全部趣味 競馬を見だして、かれこれ50年以上。 競馬を知るきっかけはタニノムーティエだ。 馬券を買える年齢ではなかったが、日曜日のテレビ中継は欠かさず見ていた。 馬券を買いだしたのは社会人になってからで最初は名前で買う馬を決めていた。 その後いわゆるケントク買いにハマった時期もあった。 高本方式の全盛期だ。 2~3冊本を買った(今も捨てずに持っている)。 セミナーにも参加したことがある(笑)。 いまとなっては良い思い出だ。 これだけ長く競馬を見ていると記憶に残るレースは数多い。 今回は1992年エリザベス女王杯。 現在エリザベス女王杯は4歳以上牝馬が出走可能の2200mのレースだが、当…