読み終えるまでの平均的な時間(4時間44分) 感想 久しぶりの小説。初めて樹林伸さんの作品を選んだ。 西洋医学のみでなく、その人の全てを診て患者を診断する主人公を見て、現代の医療のあり方を考えさせられた気持ちがした。 以前「サイレント・ブレス 看取りのカルテ」(高木淋光)を読んだときにも同じようなことを感じたが、超高齢化社会となった今、現在の医学で、求めるものと患者が求めるものが、少しずつズレてきている部分もあるのではないだろうか…と。 また、父が最期にホスピスに入ったことも思い出し、感じながら読み進めていた。面白かった。 内容(「BOOK」データベースより) 驚異の診断力を持つ謎の少女・白夜…