見つけた。ぶら下がった足の向こうは視界が木で覆われている。ぼくは不謹慎に閉塞感の中で安堵する。休もう。撮ろう。 ソレがご◯体と認識できない。すぐに人形と思ってしまう。じっくり見ても巧妙な作りものになる。 目は脳の部位が剥き出しに出ていると言われていて、きっと僕の脳が今、日常に戻ろうと必死になってる。 高い場所にあった。2本の木、1本が斜めに梯子のようになっている。なぜ、こんなにも高い場所を選んだのか?最期を確実にしたい決意と読み取る。そばに小さい子からの手紙。お父さんの文字はなく、母と子から男性へ。切なくて胸が苦しい。 僕は命をつなぐボランティア講座に毎年出席しています。大事なことだから。お宿…