『その犬の名を誰も知らない』は、嘉悦洋氏の著作で、2020年2月20日に小学館集英社プロダクションから刊行されました。 本書は、1968年2月に南極・昭和基地近くで発見された一頭のカラフト犬の遺体に関する物語です。この犬の存在は長らく公にされておらず、半世紀以上経った現在でも多くの謎に包まれています。著者は、第一次南極越冬隊の「犬係」としてタロとジロとの再会を果たした北村泰一氏の証言をもとに、この未知の犬の正体と、その背後にある物語を探求しています。 本書は、南極観測史やカラフト犬に興味のある読者にとって、貴重な情報と感動的なエピソードが詰まった一冊となっています。 その犬の名を誰も知らない …