先日、NHKのBSで「南極物語」(1983年公開)の放送があった。 1997年まで、日本映画の興行記録第一位を維持していた映画である。当時は、フジテレビにもこれを制作するほどのパワーがあったなんて、今では到底信じがたい。 13頭もの樺太犬を犠牲にしたこと、タロとジロが生きていたことなどについては、書くまでもない。 犬好きな私は、見ていてただ涙があふれた。 それに、高倉健さん、渡瀬恒彦さん、夏目雅子さんといった、すでにこの世のない美しい方々の映像も、胸に迫った。 Wikipediaで「樺太犬」を調べたら、人間社会にもう必要とされなくなったり、大食らいなのが飼育上の負担となったりで、日本でもロシア…