通訳者の仕事について、 ちょっと考えてみました。 もう随分と前の話。20年は経ったでしょうか。 日米のお偉い方たちが衛星中継かなにかで 会議されていました。 その時に通訳していた人の声が、 大学時に友人だった人の声によく似ていたので その時は一瞬、まさかーと思いました。 大学の授業の時に聞かされたあの独特な鼻息 交じりの声がおかしくて、おかしくてクラス メートは失礼にも、クスクス、クスクスする のが常でした。 でも、友人はそのことに対して一向に介さず 平気のヘッチャラでした。 ともかく懸命にいつも英語に向かう彼でした。 家族は母親ひとりで、それも複雑な事情を抱え てのことだと彼が一番親しかった…