将棋ソフトはまずもって、棋士が育んできた将棋観を揺るがす異質な他者として現れた。棋士が鍛えてきた精緻な物語的思考。それが人間の思考に一定の制約を与えるものでもあることが、流れを考慮しないソフトの数値的思考と関わるなかで明らかになったのである。だが、棋士にとってソフトの思考が異質であるように、ソフトにとっても棋士の思考は異質なものとして現れる。(久保明教『機械カニバリズム』講談社選書メチエ、2018) こんにちは。10日間の自宅療養期間が終わり、昨日、久し振りに家の外に出ました。うん、暑すぎる。あまりの暑さに小さな幸せどころではありません。 自宅療養7日目。今日、一足先に療養期間を終えた友人が「…