脚本:じんのひろあき 演出:堤泰之
1994年に東京芸術劇場・青山円形劇場にて上演。 2007年6月にも青山円形劇場で再演。
吉田秋生原作のオムニバス漫画。 1990年に実写映画化。
1994年4月に舞台化。
脚本:じんのひろあき 監督:中原俊
1990年の映画。 2008年にリメイクされる。
櫻の園 [DVD]
1990年中原俊監督作品。 テレビで放映してたので録画してひさし ぶりに見る、再々見だと思う。最初に観 たのは30代、キネ旬ベストワンという ので観に行った、感動した、ただし過ぎ 行く青春への惜別みたいな感傷で。 それから「櫻の園」の漫画(吉田秋生) を読み、芝居を観に行ってということに なる。 で、再々見。群像劇がやっぱりうまいな あと思う、どうでもいい会話をうまくは さんでとか、桜の木の下で大道具が休憩 している場面とか。 部長は18才となり優等生の殻を破り、 舞台監督は彼と外泊し、煙草を吸う子あ り、緊張のあまりハイになり内心の感情 を表に出す子あり、優等女子高の静かな 内なる叛乱が一期…
DVDで映画『櫻の園』(2008年、監督:中原俊)を鑑賞する。傑作のほまれ高い1990年版を監督自らリメイクした作品だが、内容は一新されていて、「リ・イメージ」というべき作品。原作は、吉田秋生のオムニバス漫画。櫻の園-さくらのその-プレミアム・エディション [DVD]福田沙紀Amazonヴァイオリニストになる夢を失った少女・結城桃(福田沙紀)が、姉(京野ことみ)がかつて通っていた名門女子高校「櫻華学園」へ編入してくる。音楽学校の方針とそりが合わず、新たな目標を見つけにきたのだ。旧校舎の廃部となった演劇部の部室で、桃はチェーホフの「桜の園」の台本を見つける。ある事情により、その演目は上演禁止とな…
マンガ家の吉田秋生先生の作品というと、皆さんはどの作品を思い浮かべますか? ノイタミナ枠でアニメ化されたことも記憶に新しい『BANANAFISH』他、『海街diary』『夜叉』などなど作品名を挙げればどれも名作ばかり。その作品の中で、今回は女子高を舞台とした『櫻の園』を取り上げて語りたいと思います。 櫻の園 (白泉社文庫) 作者:吉田秋生 発売日: 2013/08/14 メディア: Kindle版 『櫻の園』とはどんな作品? 櫻の園の少女たち ここは王女たちだけの国 『櫻の園』とはどんな作品? 『櫻の園』は描かれたのが1985〜1986年と、今から30年以上も前の作品です。吉田秋生先生の画風も…
櫻の園 白泉社文庫作者:吉田 秋生白泉社Amazon 中原俊の映画『櫻の園』(1990)は、思春期の瞬間を結晶させたような透き通った美しさを感じさせる青春映画の傑作だ。その原作である吉田秋生の『櫻の園』を読んで、「女」と「男」という途方もなく古典的な対比を考えさせられた。白泉社文庫版に中原俊が書いている解説を読んでも、中原が吉田秋生の『櫻の園』に心酔していることは疑いがない。しかし、原作漫画『櫻の園』を映画化するにあたり中原俊が行った原作の改変は、映画という異なるメディアに移し替えるために必要な作品改変以上のことだったのである。その違いとは何か。キーワードはけがれと透明感。 桜の木に囲まれた高…