4774号 引き続き、歌舞伎座の八代目菊五郎襲名披露興行。 ここから二幕目、第一場 極楽寺屋根立腹の場 捕手に追われた弁天の新菊五郎は極楽寺大屋根に追いつめられる。 ここは斜めになった大屋根の大道具の上での立回りが見どころ。よてん、などともいうが多数の捕手が登場し、その呼吸が見せ場であろう。 新菊五郎がインタビューで語っていたか、イヤホンガイドであったか、菊五郎劇団にはこうした捕手などの演技を専門にする役者さんもいるらしく、その高齢の大御所さんが、若親方の晴れ舞台だからといって、登場しているという。 一方。この幕、ここだけだと、話の筋がやはりわからない。今回のようなおめでたい公演で、観ているお…