証券投資において、複数の資産を組み合わせてポートフォリオを作成することは、リスクを管理し、安定した収益を目指す上で一般的な手法です。ポートフォリオは、株式、債券、不動産投資信託(REIT)など、異なる特性を持つ資産を組み合わせることで、リスク分散を図ります。 相関関係とは、ポートフォリオ内の資産の収益率の変動がどれだけ似た動きをするかを示す指標であり、相関係数によって測定されます。相関係数は-1から1の間の値をとり、1は完全に同じ動き(正の相関)、-1は完全に逆の動き(負の相関)、0は全く関連性がないことを示します。 例えば、相関係数が1の2つの株式は、一方が上昇すればもう一方も上昇し、下落す…