allnightsailor.hatenablog.com より。 父危篤。その一報に押されて夕暮れから走り始めた高速道路は、もう暗くなっていました。 妹から「息をしていない!」とLINE。 私は胸張り裂ける思いで、病院の駐車場に滑り込みました。 病室の扉を開けると妹が「早く早く」と呼びました。 私は駆け寄って、父のあたたかな、しかしもう動かない手を握りました。 その後医師が入室し、死亡確認されました。 しかし、長いこと私は「医師が気をまわして私が到着するまで死亡確認をしなかっただけではないか?」という疑惑から逃れられませんでした。それを確かめることが、怖くてできませんでした。伯父伯母たちから…