前回までで古事記に登場する 百神のうち三柱の神について 言霊学的な見解を解説してきました。 神とは誰かや何かではなく 意識でありその働きだということが 何となくでも伝わったでしょうか? それではさっそく 今回も先に進めてまいりましょう。 古事記は次のように進みます。 次に国稚くにわかく 浮かべる脂の如くして 水母くらげなす漂へる時に 葦牙あしかびのごと萌え騰あがる物に因よりて 成りませる神の名は 宇摩志阿斯訶備比古遅うましあしかびひこぢの神。 次に天あめの常立とこたちの神。 この二柱の神もみな 独神ひとりがみに成りまして 身みみを隠したまひき。 国とは 「区切ること」 「組んで似せる」ことを指…