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比叡平

(地理)
ひえいだいら

滋賀県大津市にある人口約三千人の新興(?)住宅地。
大津市と京都市をつなぐルートの1つである下鴨大津線(通称山中越)沿い、標高約350〜380mの山の上、あるいは、京都東山、大文字と比叡山を結んだ線上のくぼんだ地域と地理的には定義できる。
今のような地形に造成されたのは昭和41年、初めは高原別荘地として売り出された。しかし、そのような形態ははやることなく、しだいに普通の住宅地へと変わった。普通の住宅地といっても、別荘地としての趣はやはり少し残り、地理的な特殊性と相まって、住民は周辺の町などと比べて変わった経歴なども持つ人が多いことも確かで、そのことが周辺地域からも認識され良くも悪くも特別視されることが少なくない。特殊な経歴というのは、例えば芸術家であるとか、大学の先生、外国人の方などである。一般の世間に馴染めなかったような人々が別天地として、ここを選んだと言っても過言では無いのかもしれない。とはいえ、近年は住民の入れ替わりもあってその傾向は次第に無くなってきているようである。また前述した周辺からの特別視の中に、ブルジョア気取りだという揶揄があるが、これは地域の区画が広く、また家も大きなものが多いという皮相的な面を捉えているに過ぎないと思われる。区画が広いのは単に地価が低いということが主な原因なのであって、富裕層が多いということを意味しているわけではない。もちろん、そういったブルジョア的な思想を持つ人が居ないわけでは無いが、それが比叡平で特に顕著ということはない。
地域の特色としては、やはり山の上にあるということを無視することは出来ない。団地から一歩外へ出れば、そこは東山の山中である。多くは、日本各地の山々と同じく、過去の拡大造林による杉の植林地であった所であり、現状としても日本の山の典型例に漏れず、手入れを怠った結果無惨に荒廃しているが、広葉樹林も少なくなく、そこへ棲む動物たちが団地へ出てくることがある。しばしば目撃されるのは、サルやキツネ、シカ、イノシシなどであるが、特にサルは、近年団地の中まで入ってきて家庭菜園などを荒らすため、地域では大きな問題として取り上げられている。

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