群馬県立歴史博物館の講座を聞きに行った。ノートを取っていたので、内容を整理しておく。 講義概要 ①太田市の金山城を拠点とした由良成繁(1506~1578)に注目。上杉謙信の関東侵攻(1560)以後、北条・上杉・武田間の戦乱において由良成繁がどのように動いたのかを追う。 ②由良成繁は上杉(1560謙信侵攻)→北条(1566謙信大敗)→上杉(1569越相同盟成立)→北条(1571越相同盟崩壊後)と巧妙に立ちまわっていた。越相同盟の際にはその成立に貢献するが、北条氏康が死去すると由良成繁には何も知らされないまま北条・武田間で再同盟が結ばれ「面目を失う」こととなる。さらに同盟崩壊後由良氏は北条氏方につ…