社会批判などをするときに、わりと簡単に『今の世の中はチョット・オカシイよ!』と言ってしまうことがありますよね。(自分自身もよく言っていると思いますけど)でも、『じゃあ、「いい世の中」ってどういう世の中なんだ?』とか『そもそも、「いい世の中」って、いつ、どこの国にあった世の中なんだ?』ということになると、たぶん、誰も答えられないんじゃないでしょうか? 要するに、実を言えば、「いい世の中」なんて、今までに一度も実現されていないわけです。というか、今までにあったのは「悪い世の中」と「非常に悪い世の中」だけであって、「いい世の中」はおろか「まぁまぁ、いい世の中」ですら、『本当に、そんな時代があったのか…