秋ですね。 そこかしこで稲刈りがはじまり、黄金にたゆたう稲穂の波間向こうに 名もなき民家たちが里山を背に静かにたたずんでいます。 田んぼに水が映える春から収穫を迎える秋までは、日本全国で 問答無用の美しさを感じることが出来ます。 地方の設計事務所である大角設計室は 日常的にこの原風景を体感し、デザインの血肉となっています。 まわりを見渡せば、時代に追われ、無用の長物となった廃墟寸前の建物が そこらじゅうに点在していますが、それは建物の「ひとつの側面が終了した」 だけであってそれ自体の価値が「ゼロ」になっているわけではないケースがあると 大角設計室は考えています。 ナゼ そう考えられるかというと…