メモ。 「中国の諺には、こうあります。 真実は三つある。私の真実。あなたの真実、そして本当の真実。 あなたの真実だけを読者にわかってほしいなら、小説は選ばない方がいいでしょう。演説か説教(またはブログ)の方が向いています。でも、あなたの真実を読者と分かち合い、それについて面白い問いを投げかけたいと思うなら、小説はぴったりです」 (K.M.ワイランド) 今も同じ気持ち。 先日、『真ん中の子どもたち』&『魯肉飯のさえずり』を中心に修士論文を書くという学生さんの訪問を受けた。とても礼儀正しく誠実で、何よりもこの2つ以外の私の小説やエッセイ集も熱心に愛読してくれているのが言葉の端々に感じられて、少し話…