水の柩 (講談社文庫) [ 道尾 秀介 ]価格: 726 円楽天で詳細を見る 笑子さんの「とにかくぜんぶ忘れて、今日が一日目って気持ちでやり直すの」に励まされました。 それから印象に残ったのは、蓑虫の話。 ああ、私も他人を外面だけで判断してしまうなぁ、私も外に出てるところだけで評価されてるのかなぁ。それじゃあ私の中身はどうなんだろう。やっぱり黒い芋虫のようなものなのかな、みんなそうなのかな。 そうすると大したものじゃない気がするけど、多分これは絶望しろと言っているのではない。今はまだ上手く噛み砕けないけれど、敦子が言ったようにきっと意味がある。私たちを転ばすためではなく、「忘れる」「乗り越える…