はしご酒(Aくんのアトリエ) その六十六 「エークン ユメヲミル ユメヲカタル」④ ナニも考えずにタラリタラリと、人の流れに身を任せて歩いていると、大きな川が見えてくる。こんなところにこんな大きな川があったなんて知らなかったな、と、少し驚くAくん。驚きつつも、さらに川沿いの道を何気にタラリタラリと歩いていく。すると、古びた木製の立て看板が目に入る。 おおおおっ。 あらたなる展開の予感。 「なになに・・・、あなたのスカイフレンド、水上機セスナ?、ピンチはチャンス、愛の仕事人、大空のスピードキング?。キャッチコピーもなんとなく古めかしい。かなり近付くまで、プレハブ小屋の影になって見えなかった、その…