浅草寺 東京を歩いていると、ふと「江戸時代はどんな風景だったのだろう」と思うことがあります。四百年前、徳川家康が幕府を開いてから栄えた江戸は、当時世界有数の大都市でした。その面影は、現代の東京にも確かに残っています。 江戸の中心は江戸城(現在の皇居)。そこから放射状に武家地が広がり、その外側に町人地や寺社地が配置されました。町は碁盤の目のように区切られ、商家や長屋が並びます。庶民は長屋に住み、井戸や物干し台を共有しながら暮らしていました。 物流と生活を支えたのは川と堀。隅田川や神田川には舟が行き交い、米や物資は「蔵前」に集められました。舟運はまさに江戸の命脈で、町の賑わいを支えていたのです。 …