砂漠と聞いて日本人が思い浮かべるような砂漠は実はそんなに多くない。日本語では砂と水が無いという漢字を当てるが、それが誤解のもとになっていると思う。 実際の多くの砂漠は、もしくは人が接続しやすい砂漠は、石砂漠や岩砂漠、またたとえ砂があっても草が点々と生えていることが多い。 中国語では沙漠と書くようだ。そちらのほうが字義としてはしっくりくる。 日本人がイメージする砂沙漠のでき方は、風が吹いて、また雨が降って砂が低地に溜まった場所である。ただ雨が降らないだけだと、シナイ半島が典型的だが、岩山になる。もちろん岩山の谷底は砂が溜まって小さな細長い砂漠が出来るが。 砂が溜まりやすい周囲の地形と風化する母岩…