梅雨の晴れ間、1人で、長者原から雨ヶ池を越えて、法華院山荘まで歩いた。 湯布院駅から熊本行きのバスに乗り、10時過ぎ長者原に到着。タデ原湿原から樹林に入ると、鳥の声がやかましい。 何度かの大雨で、以前歩いた山道が壊れている。新しい踏み跡を探しながら登る。濃い緑の森を抜け、谷を一つ渡り、急坂を一時間ほど登ると、雨ヶ池に着く。 今の時期は、ショウブの群生が見られるのだが、大雨で池の植生が変わったのか、花は一本もない。この後に咲くはずのヤマラッキョウは大丈夫だろうか。 池を眺めながら、菓子パンを食べていると、キャンプ道具を担いだ人が「おひとりですか」と声をかけてきた。今日は土曜日だ。坊ガツルのテント…