大浦湾では、多くの生きものが棲んでいる砂泥底に砂を敷き砂杭を打つという工事が昨年末から始まりました。今、大浦湾にはその砂杭を打つための巨大な工事船(サンドコンパクション船)が6隻も入り、海を蹂躙しています。海上行動チームは日々、船とカヌーで海に出て抗議をしています。 工事に使われている砂は海砂です。大量の海砂がいったいどこで採取されているのか……海上行動チームが調査する中でとんでもないことがわかってきました。国立公園、国定公園内や至近での海砂採取。ジュゴンの生息地での海砂採取や海砂採取船の航行。また、環境省が「海洋生物多様性保全戦略」で、人為的影響を受けやすい「沿岸域」と定義した、水深200メ…