昨日に引き続き「海鳴り」35号から話題をいただくことになりです。 どうしても、山田稔さんの書いたものに話がいってしまいます。昨日にも 言及しましたが、今回のタイトル「本棚の前で」というのは、2019年の 31号にあるタイトルを踏襲しています。 山田さんの書棚にある本から話題をとったエッセーとなります。35号では、 耕治人さんと小田仁二郎さんの本が取り上げられています。 エッセーで最初に話題となるのは耕治人さんの「全集」でありますが、この 本を電車のなかで読んでいる人の書いた文章が、冒頭で引用されます。 秋葉直哉さんが「ぽかん」9号に発表した「孤独な星の光り」という文章の一節 となります。 秋葉…