社主の涸沢純平さんが奥様とお二人でやっているミニ出版社。 関西で活動を行っている作家、詩人にとって方舟のような存在。 活動を開始して35年を超えるが、いまだに家内制出版を守る。 その活動は、眼の肥えた読書人に支持されている。 ここから作品を刊行した作家、詩人には山田稔、足立巻一、 富士正晴、杉山平一、天野忠、川崎彰彦などがいる。 「塔和子全詩集」「富士正晴詩集」「木村庄助日誌」等の 刊行業績により2006年「梓会出版文化賞特別賞」を受賞する。
昨日に引き続きで編集工房ノア「海鳴り」37号から話題をいただくことにです。 この号には、散文だけでも8本ほど掲載されていますので、一日一本話題にしま したら一週間くらいは続けることができそうであります。 本日は、この中から定道明さんの「沓掛山荘訪問記」を読んで見ることにです。 ノア「海鳴り」の読者の方は、年齢が高いと思われますので、「沓掛山荘」とある のを目にしましたら、これは中野重治さんの夏の家を訪ねる話であるなとおわかり になる人もいるのでしょう。 中野重治さんを尊敬をもって読んでいた人たちは、すくなくとも80代になって いるはずでありますが、これを書かれた定さんは1940年生まれとありま…
本日の夕方に野暮用から戻りましたら、ゆうメールで「海鳴り37号」が 届いておりました。先日に京都の善行堂さんのページで、これの書影が掲 載されていたので、当方のところにも、そのうちに届くのでありましょうと 思っておりましたが、ありがたしで本日手にすることができました。 ここしばらくは、「海鳴り」は年一回4月くらいに刊行となっていたのですが、 今年は4月に続いて12月と年二回の刊行です。 読者としてはありがたいのですが、無料配布でありますので、これは出せば 出すほど経費がかかるということになりです。せめて、この場ですこしはノア の本の紹介をして、販売に協力をしなくてはです。 編集工房ノア「海鳴り…
本日から師走であります。このあわただしい時に、当方の住むまちは、市長 選挙がスタートです。投票日は12月8日でしばしにぎやかになりそうですが、 その昔とくらべると盛り上がらないのですが、その昔は市長選挙といえば、 利権がからんだりしたことも盛り上がった原因かもです。 思うところがあって、このブログと連携してのSNSの発信をとりやめにしまし た。SNSは、これとの連携だけで単独での発信はしていませんでしたが、それ でもたまにはすこし見にきてくれる人がいたりして、それなりに励みになったも のですが、Xのオーナーが好かんので付き合いを断つことにです。 とはいいながら、発信はしないけどいくつかのフォロ…
先日に編集工房ノアさんから山田稔さんの新刊「もういいか」を送った時、 それに挟み込まれていた新刊案内に「阪田寛夫 賛美歌で育った作家」と いうタイトルの本がありました。 新刊で「阪田寛夫」さんについての本が出たとは珍しいことです。これは 注文しなくてはと、早速に編集工房ノアに注文のはがきを送りましたら、早速に 本日にゆうメールで届きました。ありがたし。 右が編集工房ノア新刊「阪田寛夫 賛美歌で育った作家」 阪田寛夫さんが亡くなって何年になるのだろうかと思って、検索をかけてみまし たら、(1925年10月18日 - 2005年3月22日)とありまして、お誕生日はつい数日 前であったことがわかりま…
本日はスーパームーンといわれる特別な満月の日となります。夕方に トレーニングに行くとき17時を過ぎた頃に、まだ低いところにオレンジ色の 月がでていました。下手な写真では、この美しさは切り取ることはできない ので、眼に焼き付けることにです。 そういえば、先日手にした本の奥付の日付で気づきましたが、本日は 山田稔(作家)のお誕生日でありました。本日でめでたく94歳になったの ですね。おめでとうございます。 今月に編集工房ノアから刊行となった「もういいか」は、誕生日を祝う 一冊ということになりです。 「もういいか」 山田稔 編集工房ノア刊 これに収録された「雑々閑話」は書き下ろしですが、自作小説紹介…
編集工房ノアさんから山田稔さんの新刊「もういいか」が届きました。 奥付を見ましたら、2024年10月17日となっています。あとすこしありますが、 これは、なんか訳ありの日付でありますね。ちょっと検索をしましたら、わかる 日付でありまする。 今回の新刊には、これまで「海鳴り」と「ぽかん」に掲載されたが中心で、 書き下ろしのものもありますので、とってもありがたい内容です。 「もういいか」 山田稔 編集工房ノア刊 書名は、「ぽかん」9号(2021年10月)に寄稿した「もういいか 小沢さんと わたし」によっています。 2021年といえば、3月3日に小沢信男さんが亡くなった年でありまして、その年 に追悼…
本日に野暮用から戻りましたら「ちくま」10月号ほかが郵便で届いて おりました。昨日は配達がありませんので、いつもよりすこし多くありです。 「ちくま」のほかには、編集グループSUREからの新刊案内もありました。 まずは「ちくま」を開いてみることにです。このところこの手の冊子で一番 のお楽しみである斎藤真理子さんの「読んで出会ったすごい人」をチェック することにです。 目次には「終わり方に行きを呑む本 山内義雄『遠くにありて』」とありま した。今月は山内義雄かいなと思って、本文を読みますと、次のようなくだり がありました。 「まず、とても好きな詩人・永瀬清子の『かく逢った』(編集工房ノア)という …
普通郵便の配達が、平日に限られるようになりますと、お休みが続いた時 などは普通郵便が届かなくなります。本日は何日ぶりかで配達がありまして、 出版社のPR誌やDMがまとまって届いたりすることにです。 先日に注文はがきを送っていた編集工房ノアさんからも本が到着です。 以前でありましたら、はがきをだしましたら、早ければ5日後くらいには注文 した本が届いたものですが、今回の本は25日は大阪からの発送であります ので6日間かかっています。まあ、何日かかっても届くだけよろしいか。 当方が学生の頃には、仕送りというと現金封筒で送られてきておりまして、 いまだ金融機関のオンライン化は実現しておりませんでした。…
本日はお天気がよろしで気温もあがりました。これは庭仕事をしなくては と支度をして、バラの剪定とか風避けを外すことといたしました。本日は風も なくて、作業をしていたら、すこし汗ばみました。 作業をしていましたら、郵便屋さんが編集工房ノアからの「海鳴り」36号を 届けてくれました。いつもながら編集工房ノアさんに感謝であります。作業の 手を休めて開封し、今回の目次だけを確認することにです。 今回も山田稔さん、荒井とみよさん、涸沢純平さんの名前がありまして、 これは楽しみなことであります。ちなみに今回の表紙は、次のものとなりです。 編集工房ノア 海鳴り36号 山田稔さんは「こないだの色」ということで、…
昨日のブックオフで購入した本の続きであります。昨日は単行本二冊と文庫本 一冊を確保したのですが、単行本のもう一冊は「編集工房ノア」のものでありま した。 市内の本屋でノアの本を見つけたら、買わなくてはいけないと思っているので すが、ブックオフでとなると、これはマストです。 ということで、昨日に確保したノアの本は、「小説の生まれる場所」でありまし た。この本は編集工房ノアの目録で見ておりまして、買おうかなどうしようかなと 思っていました。 表紙にありますように「大阪文学学校講演集」となりまして、文学学校開校 50年記念出版となります。刊行は2004年でして、この本の担当理事さん は細見和之さんで…
本日は冬至となりますので、夜にかぼちゃとあずきのいとこ煮をいただく ことにです。15時半くらいになって荷物を発送して、買い物に行ったのですが、 16時半には完全に車はヘッドライトが必要になることです。本日はお天気が 良かったの、まだすこし明るさが残っていましたが、これで曇天でしたら、15時 半すぎには車のライトが必要になります。 明日以降、徐々に暗くなるのが遅くなると思うと、すこしうれしですが、寒さ はこれからが本番となりです。 本日は土曜ですので、購読している新聞の読書欄は、書評委員に今年の 回顧の収穫かなと思いましたが、これはいつもとおりの書評欄でありました。 なーんだとおもって紹介されて…
ランキング参加中生きることは物語を描くこと、それは哲学すること ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ ランキング参加中読書 ランキング参加中アクセスの輪 ランキング参加中時計が好き ランキング参加中あなたの世界観を語ろう ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち 今朝の体重64.4kg、体脂肪11.4%。 うーん、こんなものかな。。 昨日は版画工房へ行って、おかき関係やミスドなどをだいぶ食べた。 そのせいか、帰宅後結構満腹であったのだが、先日購入のブラジル産とりもも肉(推定250g)を食べたところちょっと気持ち悪くなった。 まあ、食べると体が火照るので、暖房27度設定でもあり暑すぎたのかも…
昨晩、山田稔『某月某日』を読みながらビールを飲んでいたら止まらなくなった。ビールが。読み進めていると次第に訃報が現れる頻度が高くなっていく。井伏鱒二、天野忠、マキノ雅弘、フェデリコ・フェリーニ。山田稔ももう94歳だ。ひとの日記を読むことは、死に行くまでの記録を読むようだと思った。そこには当然、誰かの死も書かれている。 そんな話をkさんに送ったところ、進行中の書籍企画の話で盛り上がる。酔っているときの電話はよくないと知っているのに、タイピングが億劫になってつい通話をしてしまった。後半はだいぶ素行が悪くなっていたような記憶がぼんやりとある。何気ない瞬間に思い出したりするので、そんなことが起こらない…
朝食に一昨日の水炊きの締めとして作った雑炊の残りを食べた。チンをすると糊のようにべったりした。昔から雑炊はおじやのようにどろどろしたものが好きだったが、最近はさらさらしたものも好んで食べている。日課となりつつあるラジオ体操をする。 早歩きで駅に向かう。息が上がる。向かいに座る黒い革ジャンを着こなす高齢の女性が白水uブックスを読んでいる。おそらくタブッキの『遠い水平線』。タブッキは数冊持っているが、どれも読み切れずにいる。以前、人に『須賀敦子の手紙』の話を聞いたことを思い出す。山田稔『某月某日』を読み進める。 会議や面談など。他は主に新刊の作業。昨日、社長から提案のあった企画を恐る恐る断る。途中…
ずっと晴れの日がつづき、寒気押し寄せる。締め切りはあと2本。今日中に片付ける。 「望星」があるものの、一ヶ月くらい何もしないでいい日(某書、企画案づくりはある)がつづく。こんなことで、よくやっていけているものだ、と思う。20年つづいた教育誌コラム「名言名セリフ」がついに終了。最長の連載となった。 7日、思い立って中村橋へ。練馬区立美術館で野見山暁治展をみる。とどいた「海鳴り」(編集工房ノア)で山田稔さんが、自著のカバー絵と野見山とのかかわりを書いていて、そうだ、練馬区立美術館だと思ったのだった。同展は同館所蔵のコレクションによる。こじんまりとした展示で、かえって集中が途切れない。どうしてこのよ…
ランキング参加中生きることは物語を描くこと、それは哲学すること ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ ランキング参加中アクセスの輪 ランキング参加中読書 ランキング参加中時計が好き ランキング参加中あなたの世界観を語ろう ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち 今朝の体重66.7kg、体脂肪7.5%。 最近2週間ほど風邪気味である。 出張が多く、ある週は月曜四国、水曜福岡、金曜福岡というスケジュールの途中で多分風邪をひいた。 思い起こせば去年も同じような時期に風邪をひいていたような気がする。寒くなる時期に普段は歩き通勤で電車などに乗っていないことから、人込みに蔓延するであろう風邪菌を受け…
今朝の体重63.4kg、体脂肪11.4%。昨日帰宅時は64.7kg、9%。 減って来たぞ! 本を購入。 昨日は高橋巖先生の”美術史から神秘学へ” 1982年刊、書肆風の薔薇。 今朝は定道明さんの”雪先生のプレゼント”2021年刊、編集工房ノア。 こちら”ゆきせんせい”、かと思ったら”せつせんせい”だった(森雪、ヤマト(笑))。 ”書肆風の薔薇”、初めて聞いた出版社だが、いかにも出版に対する志が伝わってくる社名だ。 出版華やかなりしころ、とにかく好きな本を世界に届けたい、という志を持った出版社が多かった気がする。 調べてみると現在の社名は水声社。国書刊行会で1975-1986にかけ刊行された世界…
毎週日曜日は、この一週間に週刊誌や新聞などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPなどをご覧ください。 今週の書評本 (11/4~11/10 全99冊) *表示凡例◆掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数書籍タイトル 著者.編者 出版社 税込価格 書評掲載回数(②回以上を表示) ◆サンデー毎日(今週号はお休み) ◆女性自身 (今週号はお休み) ◆女性セブン「セブンズライブラリー」: 11/21 号 5 冊誘拐ジャパン 横関大 小学館 1,980老後のお金が不安です! おひとりさまマンガ家の50代からの資金計画 なとみみわ 扶桑社 1,540生殖記 朝井リョウ 小…
ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ ランキング参加中アクセスの輪 ランキング参加中時計が好き ランキング参加中あなたの世界観を語ろう ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち 昨日は久々にジムに行くことができた。 通常は週2回、基本月曜と木曜に行くことにしているが、出張や、これは意外だが休日であったりすると行けない。 休日なら行けばいいではないか、と思うのだが、ルーティンに組み込み、行くことへの精神的負荷を限りなく下げておく(私の場合は、会社帰りの道にあるようにするのがいいようだ)必要がある。 休日に部屋から出て、ジムに行くことはほぼ困難、いや無理だ。ずっと家にいるとわざわざジムに行くこ…
ランキング参加中生きることは物語を描くこと、それは哲学すること ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ ランキング参加中あなたの世界観を語ろう 仕事、というのは、基本人とともに行うものである。 直接話さなくとも、成果物提出だけでも、在宅でもそうだ。 生活、もほぼそうだ。 家族や親族、肉親(いっしょか)がいることはすばらしいのだが、 まあ、関係は発生する。 人生のステージによる変化はあるだろう。ほぼすべてが、初めてのことだ。 同じに見えて同じではない。 その変化のことを、ひとは”時間”と呼ぶことにしたのだろう。 変化があってもなくても、それを含んで「なべてこの世はこともなし」(原典:ロ…
鮮魚で客をつかんでいる行きつけのスーパーの魚売り場には、その日の イチオシ商品に「本日はコレっ」という札がはられています。それを買うのが 一番間違いないので、当方はその札を買い物の参考にしています。 ということで、当方なりに「本日のコレっ」というのは、本日届いた新潮「波」 11月号の「編輯後記」であります。 とりあえず、当方が反応した最後のくだりを引用することにです。 「新訳には旧訳にない附録つくのも嬉しく、例えばヴァレリー『ドガ・ダンス・ デッサン』(岩波文庫)は図版も訳者あとがきも素敵な充実ぶり。これは吉田 健一訳『ドガに就て』の新訳ですが、吉田訳には誤訳がある、と山田稔さんに 言ったのは…