社主の涸沢純平さんが奥様とお二人でやっているミニ出版社。 関西で活動を行っている作家、詩人にとって方舟のような存在。 活動を開始して35年を超えるが、いまだに家内制出版を守る。 その活動は、眼の肥えた読書人に支持されている。 ここから作品を刊行した作家、詩人には山田稔、足立巻一、 富士正晴、杉山平一、天野忠、川崎彰彦などがいる。 「塔和子全詩集」「富士正晴詩集」「木村庄助日誌」等の 刊行業績により2006年「梓会出版文化賞特別賞」を受賞する。
先日に編集工房ノアさんからいただいた年賀状を掲げたのでありますが、 例年のいただく年賀状は庄野英二さんとか森本良成さんの絵になっていて、 やはり50周年にあたる今年は特別でありました。 今年いただいた年賀状には、次のとおりあります。 「おかげさまで五十年目の春を迎えることができました。本年もどうぞよろしく お願いします。皆様の平安をお祈り申しあげます。 2025年1月」 編集工房ノアが50周年ということは、当方のノアとの付き合いも50年にな るということで、こんなに長く付き合いができていることを喜ばなくてはです。 当方は、ノアさんの一番古い方の読者となっていまして、当方が愛読した足立 巻一さん…
相変わらずで中村稔さんの「私の平成史」を読むことにです。 大変興味深い話が多くて、当方はそうだよなと強く同意しながら、読んで いるのですが、昔の日本のエリートとして育てられた人からすると、平成と いう時代は、その昔であればエリートといわれたであろう人たちが、かなり 無残な状態になっているといわれています。 この本の最初に書かれていた「令和」の墨書における「令」の字のハネに に象徴的にわかるようにで、誰も不思議に思わなくなっているのですね。 中村さんは、自分の専門である法律分野のエリートには、容赦がなしで ありまして、あちこちにそのことは書かれています。 私の平成史 作者:中村稔 青土社 Ama…
昨日に引き続きで編集工房ノア「海鳴り」37号から話題をいただくことにです。 この号には、散文だけでも8本ほど掲載されていますので、一日一本話題にしま したら一週間くらいは続けることができそうであります。 本日は、この中から定道明さんの「沓掛山荘訪問記」を読んで見ることにです。 ノア「海鳴り」の読者の方は、年齢が高いと思われますので、「沓掛山荘」とある のを目にしましたら、これは中野重治さんの夏の家を訪ねる話であるなとおわかり になる人もいるのでしょう。 中野重治さんを尊敬をもって読んでいた人たちは、すくなくとも80代になって いるはずでありますが、これを書かれた定さんは1940年生まれとありま…
本日の夕方に野暮用から戻りましたら、ゆうメールで「海鳴り37号」が 届いておりました。先日に京都の善行堂さんのページで、これの書影が掲 載されていたので、当方のところにも、そのうちに届くのでありましょうと 思っておりましたが、ありがたしで本日手にすることができました。 ここしばらくは、「海鳴り」は年一回4月くらいに刊行となっていたのですが、 今年は4月に続いて12月と年二回の刊行です。 読者としてはありがたいのですが、無料配布でありますので、これは出せば 出すほど経費がかかるということになりです。せめて、この場ですこしはノア の本の紹介をして、販売に協力をしなくてはです。 編集工房ノア「海鳴り…
本日から師走であります。このあわただしい時に、当方の住むまちは、市長 選挙がスタートです。投票日は12月8日でしばしにぎやかになりそうですが、 その昔とくらべると盛り上がらないのですが、その昔は市長選挙といえば、 利権がからんだりしたことも盛り上がった原因かもです。 思うところがあって、このブログと連携してのSNSの発信をとりやめにしまし た。SNSは、これとの連携だけで単独での発信はしていませんでしたが、それ でもたまにはすこし見にきてくれる人がいたりして、それなりに励みになったも のですが、Xのオーナーが好かんので付き合いを断つことにです。 とはいいながら、発信はしないけどいくつかのフォロ…
先日に編集工房ノアさんから山田稔さんの新刊「もういいか」を送った時、 それに挟み込まれていた新刊案内に「阪田寛夫 賛美歌で育った作家」と いうタイトルの本がありました。 新刊で「阪田寛夫」さんについての本が出たとは珍しいことです。これは 注文しなくてはと、早速に編集工房ノアに注文のはがきを送りましたら、早速に 本日にゆうメールで届きました。ありがたし。 右が編集工房ノア新刊「阪田寛夫 賛美歌で育った作家」 阪田寛夫さんが亡くなって何年になるのだろうかと思って、検索をかけてみまし たら、(1925年10月18日 - 2005年3月22日)とありまして、お誕生日はつい数日 前であったことがわかりま…
本日はスーパームーンといわれる特別な満月の日となります。夕方に トレーニングに行くとき17時を過ぎた頃に、まだ低いところにオレンジ色の 月がでていました。下手な写真では、この美しさは切り取ることはできない ので、眼に焼き付けることにです。 そういえば、先日手にした本の奥付の日付で気づきましたが、本日は 山田稔(作家)のお誕生日でありました。本日でめでたく94歳になったの ですね。おめでとうございます。 今月に編集工房ノアから刊行となった「もういいか」は、誕生日を祝う 一冊ということになりです。 「もういいか」 山田稔 編集工房ノア刊 これに収録された「雑々閑話」は書き下ろしですが、自作小説紹介…
編集工房ノアさんから山田稔さんの新刊「もういいか」が届きました。 奥付を見ましたら、2024年10月17日となっています。あとすこしありますが、 これは、なんか訳ありの日付でありますね。ちょっと検索をしましたら、わかる 日付でありまする。 今回の新刊には、これまで「海鳴り」と「ぽかん」に掲載されたが中心で、 書き下ろしのものもありますので、とってもありがたい内容です。 「もういいか」 山田稔 編集工房ノア刊 書名は、「ぽかん」9号(2021年10月)に寄稿した「もういいか 小沢さんと わたし」によっています。 2021年といえば、3月3日に小沢信男さんが亡くなった年でありまして、その年 に追悼…
本日に野暮用から戻りましたら「ちくま」10月号ほかが郵便で届いて おりました。昨日は配達がありませんので、いつもよりすこし多くありです。 「ちくま」のほかには、編集グループSUREからの新刊案内もありました。 まずは「ちくま」を開いてみることにです。このところこの手の冊子で一番 のお楽しみである斎藤真理子さんの「読んで出会ったすごい人」をチェック することにです。 目次には「終わり方に行きを呑む本 山内義雄『遠くにありて』」とありま した。今月は山内義雄かいなと思って、本文を読みますと、次のようなくだり がありました。 「まず、とても好きな詩人・永瀬清子の『かく逢った』(編集工房ノア)という …
普通郵便の配達が、平日に限られるようになりますと、お休みが続いた時 などは普通郵便が届かなくなります。本日は何日ぶりかで配達がありまして、 出版社のPR誌やDMがまとまって届いたりすることにです。 先日に注文はがきを送っていた編集工房ノアさんからも本が到着です。 以前でありましたら、はがきをだしましたら、早ければ5日後くらいには注文 した本が届いたものですが、今回の本は25日は大阪からの発送であります ので6日間かかっています。まあ、何日かかっても届くだけよろしいか。 当方が学生の頃には、仕送りというと現金封筒で送られてきておりまして、 いまだ金融機関のオンライン化は実現しておりませんでした。…