今回は渦度の最後です。実践的に問題を解きながら,その計算方法を学んで(覚えて)いくことにします。 渦度の復習 渦度の問題 【まとめ】学習の要点 参考図書・参考URL 渦度の復習 まずは復習。 鉛直方向を考えない水平面に風のベクトル場があるとき,ベクトル場上の各領域に生じる渦度は以下のように表せるのでした。 weatherlearning.hatenablog.jp このように,生じる渦度の向きは(ベクトル場が水平ならば)必ず鉛直方向になります。 そこで鉛直方向だけを抽出すると ですね。 気象学の教科書を見ていると,ある程度大きな領域を考える際は以下のように近似されるようです。 この式で, と …