こんにちは。 pelicanです。 凪良ゆうさんの「滅びの前のシャングリラ」を読んだので感想を書いてみます(ネタバレを含みます)。 概要 「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。 なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」 一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する。滅亡を前に荒廃していく世界の中で「人生をうまく生きられなかった」四人が、最期の時までをどう過ごすのか――。 1ヶ月後に小惑星が地球に衝突するという、少しSF的な設定で主に4人の登場人物の心情と各々の最後の過ごした方がとても面白かったです。 結局、小惑星は衝突して人類は滅亡する?のですが、この小説ではリアルに街が荒…