小説家。 『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』で角川学園小説大賞特別賞を受賞。『NHKにようこそ!』でひきこもり小説家として話題になる。ウェブサイトでひきこもりの立場から妄想エッセイを連載している。2003年にはNHKテレビにも「ひきこもり」特番で出演し、ひきこもり界のトップランナーとして活躍している。 レイという脳内彼女がいる。 google:site:www.boiledeggs.com 滝本竜彦
滝本竜彦の『NHKにようこそ!』を読んだ。2002年に角川書店より刊行された長編小説だ。Wikipediaによるとジャンルは「青春小説」らしい。以下の概要はAmazonより引用: ウワサのノンストップひきこもりアクション小説、登場!ひきこもりの大ベテラン佐藤は気づいてしまった。人々をひきこもりの道へと誘惑する巨大組織の陰謀を!――といってどうすることもなく過ごす佐藤の前に現れた美少女・岬。彼女は天使なのか、それとも……。 大学を中退しアパートにひきこもる青年。親からの仕送りも絶たれ悶々と暮らす。これはNHK(日本ひきこもり協会)の陰謀に違いない…。そこに現れた美少女、彼を救おうとする。うーん、…
社会人のみなさん、おはようございます。 多くの人にとって憂鬱な月曜日の朝が来てしまいましたね。 狂った現代社会に絶望していませんか? 圧殺されそうなほど、狭く苦しくありませんか? そんなときにオススメしたいのがヒゲドライバーさんの『大したことじゃない』という歌です。 現代社会で夢も希望もなく、自分を変えなきゃいけないと分かっているのに、疲れ果てて努力をする気力も湧かない。 なんでこんなにも苦しいんだろう? なんでこんなに無理してまで生きているんだろう。 そんな時、ふと考えてしまいませんか? 本気じゃなくても、〇んでしまいたい、と。 そんな歌詞なのですが、そこからクライマックスにかけて全てをひっ…
★★☆☆☆ あらすじ 毎夜、チェーンソーを持った大男と戦う女子高生と出会った男子高生。 感想 オープニングの時代劇風のシーンが、あからさまなセット感が漂っていて、いきなり脱力させられる。予算の関係なのかもしれないが、最初のシーンだし、その後も何度か出てくる大事なシーンなわけだから、もうちょっと作り込んだセットにして欲しかった。現代を描いた映画なのにいきなり時代劇風に始まるというサプライズを与えたかったのだろう。だが、チープな映像だなと残念な第一印象を与えただけだった。 それからこの映画は、主人公らがチェーンソー男と戦う場面が最大の見せ場のはずだが、なぜかあまり迫力が感じられず見ごたえがない。チ…
少し前、三浦春馬さんが亡くなったときに思ったのは「おお、映画と同じじゃん」ってことだった。 映画ってのは昔三浦さんが出演してた『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』って作品で、三浦さんはその中で能登って高校生の役だった。主人公の山本(市原隼人)の友だちで、死んだ友だちって役だった。 www.youtube.com 遅刻の罰にグラウンド10周。マジになるようなことじゃない。なのにあいつはガムシャラに走っていた。 いつも冷めてる能登が突然怒り出し、ムチャクチャな行動に出ることがあった。何がヤツをそんなに怒らせたのか。多分許せなかったのだ。いろいろなことが。 能登はそういうヤツで、そんでバイクで…
遅ればせながらですが、ゼロ年代研究会は今回も文学フリマに出ます!vol.3が出せなかったので、代わりにvol.2.5を出しますー!!寄稿予定は画像をご覧ください!! pic.twitter.com/rlz8aIrsej — ゼロ年代研究会 (@zeronendaiken) 2024年11月28日 先日発行したリフレインvol.2.5の改訂版、vol.2.6に合わせて「九〇~〇〇年代漫画レビュー一〇〇本ノック(完全版)」を書き上げた。 ちろきしん「九〇~〇〇年代漫画レビュー一〇〇本ノック(上)」はちろきしんが自身の過去を振り返りながらその時々に触れた漫画について語ったエッセイである。社会への馴染…
クリスマスガチャ。1天。 クリアヤベ 2 通常ライス クリウォッカ 白キタ 夏バンブー NEW 通常ユキノ 通常フラッシュ NEW 先行継承用にトプロが欲しくて、引いた時点で終了予定だったけど、アヤベばっか引いたので1天井。 今年頭には200チケあった貯めてきたキャラガチャチケは0に。 まぁジャンポケ+ドンナをチケだけでよく耐えたな。オペの新衣装は当分来ないと思うけど 次の限定来たら石使わないと引けないのが気がかり。 ウィンバリアシオン 初の継承でも残るものすごく固有。 シナリオのオルフェ強いっぽくて、因子にするのは苦痛を伴いそう。 本体はどこでも80点くらいの悪くない性能。 固有の性能的にル…
バイト先ではクリスマスソングが流れている。もう年末かと、たいした感慨もなく思う。年が変わるということにあまり意味を見出せなくなってきた。世の中のリズムと僕のリズムがあまり噛み合っていない。 今日僕は、バイト中の待機時間に修論を推敲するつもりで、原稿を印刷して持ってきていた。それほど忙しくない日なら、そういう余裕があるバイトなのだ。しかし、原稿を広げてみると、途中までしか印刷ができていない。中途半端なところで用紙切れをしていたのかもしれない。手元にあるのは、既にある程度の推敲を終えてしまった箇所ばかりである。それでも、まだあまり論が緊密でないところもあるから、少しペンを入れてみた。ところが、すぐ…
11月の読書メーター読んだ本の数:45読んだページ数:11375ナイス数:17差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)の感想「野中氏は〜人間の欲望や利権への執着といった行動様式を知り抜いているからこそ、それらをテコに、談合と裏取引で、平和も人権も、守ろうとしたのではないだろうか。」読了日:11月27日 著者:辛 淑玉,野中 広務新NHKにようこそ! (角川文庫)の感想丸くなったとか言われててちょっと不安だったが、しっかりいまだに拗れてた。 大麻だのチャクラだのパラレルワールドだのニューエイジ的な世界感を体得しちゃった壮大な拗れっぷり。好きだ‼️読了日:11月23日 著者:滝本 竜彦あ…
文フリ東京39についての雑記 3回目の参加。今回もノンフィクションのカテゴリでブースを出した。販売数の目標には届かなかったが、13冊売れた。まあまあといったところか。 顔馴染みの方には会えたし、町屋良平先生と滝本竜彦先生のサインを貰えて会話もできた。NHKへようこその続刊を買えて嬉しい。他にはツイッター上でよく見る人たちのブースを覗いて実在するんだ…と思ったり、有名作家の前に並ぶ行列を見て流石だ…と圧倒されるなど。例年通りの楽しみ方はできたかな、という感じだ。 一方で、売れたのはZINEばかりで掌編集と短編を寄稿した雑誌は売れなかった。まあノンフィクションのゾーンに出ているので買う側も気付かな…
0.お断り セカイ系について詳しいよ! →備忘録なので特に真新しいものがありません。寧ろいろいろとお話聞かせて下さい。僕には友達がいないので、きっと喜びます。 セカイ系について知りたいから開いたよ! →こんなの読むよりこの辺のを買った方がいいと思います。 セカイ系とは何か (星海社文庫)前島 賢 (著) 西島 大介 (イラスト) 初版 ノーブランド品 Amazon 「世界の終わり」を紡ぐあなたへ 作者:北出栞 太田出版 Amazon Q.こんな手垢のついたものをなんで今さらになって公開するの? →あくまで個人的メモ。何かアウトプットしないと数年後には死ぬ気がするから。 Q.メモなら公開する必要…
新NHKにようこそ! (角川文庫)作者:滝本 竜彦KADOKAWAAmazonNHKにようこそ!のリメイク?リブート? 旧作と印象はかなり違う感じ。 作ってるものはアレだが、クリエーターものの様相。 これだと岬の存在が薄くないかな。 D
今日はゼロ研の『新NHKにようこそ!』座談会に参加した。 その際に漫画版『NHKにようこそ!』をざっと読み返したが、僕はやはりこれが一番感動する。滝本竜彦が岬ちゃんという人間を理解していく過程が描かれていて、その営みに思わず泣きそうになってしまった。 やはり自分にとってほんとうに大事な作品なんだなあと改めて確認することになった。 もう少し書きたいが今日は遅いのでもう寝る。おやモギ~
今日はようやく仕事が進んだので精神的には少しよくなってきた。 明後日の『新NHKにようこそ!』座談会に向けて読み進めているが、ファウストで連載していたという『滝本竜彦のぐるぐる人生相談』のことが気になってきた。滝本竜彦は本人の人生経験と作品が分かちがたく結びついている人だから余計に。まあ、座談会には間に合わないのだが(国会図書館に行かなければいけないので)……。インターネットアーカイブも復活したし、ブログも読んでいきたいところだ。また聞きで滝本竜彦のプライベートな話はよく聞くが、原典にあたりたいところではある。もちろん最近のものとしては『超人計画インフィニティ』も重要そう。時間あるかなあ。
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2024/10 10/4 サイモン・エヴニン『デイヴィドソン 行為と言語の哲学』(勁草書房) 10/7 霧舎巧『カレイドスコープ島 《あかずの扉》研究会竹取島へ』(講談社文庫) 10/7 本田壱成『水曜日が消えた』(講談社タイガ) 10/7 矢樹純『夫の骨』(祥伝社文庫) 10/13 岬鷺宮『みみみみ -神手洗澪には未来が視える-』(MF 文庫 J) 10/13 としぞう『脇役に転生した俺でも、義妹を『攻略』していいですか?』(ファミ通文庫) 10/17 アーサー・C. ダント『物語としての歴史:歴史の分析哲学』(ちくま学芸文庫) 10/19 トゥオマス・アイヴェロ『寄生生物の果てしなき進化』…
元はこのポストhttps://t.co/cF0n1gfzUgNHKにようこそ!はエホバで「読んではいけない本」扱いされていて、読んだ信徒がやっぱり脱会してしまいました。 pic.twitter.com/GLttomNEgd— ラッコ (@rakkoannex) October 30, 2024 その原文 そもそも、私がエホバの証人との訣別を決めた最大の理由は、「NHKにようこそ!」(滝本竜彦の小説。ひきこもりの青年と、彼を立ち直らせようとする新興宗教の二世信者の少女を中心とした物語)を読んだからです。実は、その作中にエホバの証人が出てくることは知っていました。この本は読んではいけないことになっ…
滝本竜彦原作、大岩ケンヂ作画のコミック『NHKにようこそ!』のKindle版が激安セールス中だったので、 まとめ買いしてしまった。 『NHKにようこそ!』が33円! 全巻購入しても500円以下の名作漫画Kindleセール - KAI-YOU NHKにようこそ!(1) (角川コミックス・エース)作者:滝本 竜彦,大岩 ケンヂKADOKAWAAmazon NHKにようこそ! - Wikipedia 今は亡きGONZO制作のアニメ『N・H・Kにようこそ!』は観ていた。 N・H・Kにようこそ!DVD-BOX 1【初回限定生産】小泉豊Amazon でも大岩ケンヂ作画のコミカライズ版って読んだことがなかっ…
編著:鈴木一志『小川プロダクション『三里塚の夏』を観る ――映画から読み解く成田闘争』太田出版 2012 四方田犬彦『ハイスクール1968』新潮文庫 2008(底本 新潮社 2004) 滝本竜彦『新NHKにようこそ!』角川文庫 2024 木俣修『昭和短歌史』全4巻 講談社文庫 1978(底本 明治書院 1964) 今井むつみ『学力喪失 ――認知科学による回復への道筋』岩波新書 2024 三里塚のやつはDVD付き。DVDだと正直セリフが何て喋ってるのか聞き取れないシーンが殆どで、本の方にその書き起こしが載っているのが大変ありがたい。四方田犬彦はメルカリで購入。木俣修は4月くらいからゆるゆる探して…