漁業の柱が、養殖にシフトしています。 漁業産出額に占める養殖業の割合は、データが残る60年間で、4倍になり、2020年には36%に達しました。 足元のペースで増加が続けば、2030年代には、養殖が漁船漁業を逆転します。 売れる魚種を計画的に生産する、養殖に着目する地域は多く、福岡県や和歌山県で、シフトが加速しています。 海面漁業の内、養殖業の割合は、1960年に9%でしたが、その後、養殖率はほぼ一貫して上昇が続いています。 都道府県別で見ると、佐賀県が89.3%、熊本県が85.8%と、ノリの産地が、上位を占めます。 愛媛県や岡山県など、12県が5割を上回りました。 2015~2020年の5年間…