漆継ぎをして繕って使うようになったのはここ数年のことです。 今までは欠けたり、割れたりしてしまった器はどれだけ気にいっていても 潔く捨てていました。 断捨離ではなくて、Hapoさん(母)ゆずりのルールのためなのです。 Hapoさんも民藝の器好きで、 諸国民藝の生活用品を扱うお店で器を買い求めていました。 陶器って磁器に比べると割れやすいですよね。 Hapoさんは、欠けた器は使わないというポリシーがありました。 「欠けた器を使うなんて、ぜったいダメよ。」 「だって、危ないし、ちょっとの欠けでも貧乏くさいじゃない。」 「外食して、欠けた器で料理を出すようなお店にはもうぜったいいかないわ」 貧乏くさ…