以前紹介した「炎は流れる」を読み終えた。 結局、大宅壮一全集24~27巻の4冊が対象となっていた。ざっくり書くとこんな感じ。 1(24)巻:乃木将軍の殉死、赤穂浪士のはなし 2(25)巻:高杉晋作の見た清国、欧米文化との接触、遣米使のはなし 3(26)巻:琉球のはなし、日韓併合、高杉晋作の活躍 4(27)巻:勤皇博徒日柳燕石、遣欧使のはなし 「忠誠心の源流を探る」ということで始まった本シリーズ。冒頭に大宅氏が宣言した通り話があっちへ行ったりこっちへ来たり振れながらも歴史をさかのぼっていた。それがプツンと途中で終わってしまった。(福沢諭吉が英国へ遣欧使節団で行ったところ)あとがきを読むと、どうも…